【6574】コンヴァノ 銘柄分析 新しいネイルの形「ファストネイル」

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最終更新:2020年12月14日

 

コンヴァノとはどんな会社

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  • コンヴァノはネイルサロンを展開する会社である。2020年3月現在、首都圏を中心に全国55店舗に展開している。
  • 社名はCreation Of New Value And New Oppotunities「新しい価値の創造と機会の拡大」の頭文字をとって名付けられた。
  • 同社が運営するネイルサロン「ファストネイル」は、スピード、リーズナブルな価格、豊富なネイルデザイン、原材料へのこだわりなどを特徴としている。
  • 同社の収益は99%がこのネイル事業によるものだ。残り1%はメディア事業で、企業の販促やマーケティング活動を支援する広告事業を実施している。

www.convano.com

東証33業種分類:サービス業 時価総額順位485位/491位

時価総額:13億円 マザーズ市場330位/330位

上場:2018年4月

セグメント構成:ネイル99%、メディア1%

 

コンヴァノの過去の業績推移

売上高の推移

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  • 2016年〜2020年にかけての5年間の売上高は基本的に右肩上がり。この間の売上成長率も年平均14%と優秀だ。
  • 下に店舗数を示すが、この増加に伴って売上も順調に伸びている。同社に対する顧客のリピート率は86%を超えており、基本的にストックビジネスであるため、店舗を増やして売上高が伸びていくのは自然な流れだ。
  • 2021年3月期だが、現在2Q決算まで出ており、売上高は前年同期比50.3%減。Covid-19による大打撃を受けている。

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営業利益推移

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  • 近5年を見ると基本的に右肩上がりで、売上高の上昇に比例した形となっている。
  • 近4年の営業利益は年平均17%アップと安定して成長しているようだ。
  • 近4年の営業利益率は6%〜8%。安定してリピーターを獲得できるストックビジネス構造ということもあり、利益率も安定傾向だ。7%前後という数値自体も優秀だ。
  • 2021年3月期は2Q決算で、前年同期比359%減の-3.01億と赤字転落となった。通期でも赤字見通し。

 

EPS推移

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  • EPSは営業利益に準じて、基本的には上昇傾向。
  • 2021年3月期決算では-89円を想定。

 

ROE推移

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  • 経営の上手さを表す指標であり、10%を超えると優秀とされるROEだが、近4年は安定して10%を超えており、優秀と言える。

 

株価推移

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  • 2018年4月にIPO価格930円で上場し、公募を大きく上回る初値2189円をつけた。2ヶ月後の6月には高値2268円をつけたが、その後は長期的に下落トレンドとなっている。
  • 2019年12月には1560円まで戻したが、2020年2月以降はCovid-19の影響で大幅に下げた。その後、業績の回復遅れのため現在まで株価は低調となっている。
  • 現在の株価は562円。2020年のEPS50.4円でPERを算出すると、PERは11.2倍。指標としては割高でも割安でもなく平均的。ただし、これはCovid-19の影響が完全に無くなった場合に、現在の株価が付いていた時のPERである。現在、Covid-19の影響が長期化している状況でPER11.2倍というのは、割高である。

 

経営計画・今後の展望

  • 収益回復に向けて、リピーターへのキャンペーン告知などを行なっているが、結局はCovid-19が収束しなければ根本的な解決にはならないだろう。
  • また、ネイルサービスの市場規模は緩やかに成長ということで、Covid-19の影響を排除できれば、再び上昇基調に戻ることだろう。今は我慢の時期ということになる。

 

配当・株主優待

 

まとめ・投資判断

  • ネイルサロンを全国55店舗に展開している。
  • Covid-19の影響がない2020年決算までで見ると、売上高、営業利益ともに上昇傾向かつ、高ROEと優秀な経営状態であった。
  • ただ、Covid-19による大打撃で、通期は赤字見通しである。回復基調にはあるものの、Covid-19流行前の水準に戻るにはまだ時間がかかりそうだ。今のところ黒字転換は2022年3月期決算以降になると想定。
  • 2020年3月期のEPSと現在の株価で算出したPERは11.2倍。売上を戻せた場合には指標としては平均的である。売上回復に時間を要していることを考えたら割高。
  • また、ネイルサロンに行かなかった顧客の中にはネイルを止めるのでは無く、セルフネイルに変えた人もいるだろう。そういう人が全員戻るかという疑問もある。
  • また、流動比率が、30%を切っていることも心配。(流動比率=流動資産/流動負債:1年以内に現金化できる資産が1年以内に返済できる指標をどれだけ上回っているかを表す指標。100%を下回っていると短期の支払い能力が心配)
  • 業績回復に時間がかかりそうなこと、仮に回復してもPERは平均的であること、根本的に回復するかどうかの懸念があること、流動比率の数字が悪いこと。この4点から投資判断としては「見送り」としたい。はっきりと業績回復見込みだ出て、その後の売上成長が加速しそうなタイミングで割安であれば検討したい。

 

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