【4486】ユナイトアンドグロウ 銘柄分析 中小向けIT人材のシェアを展開するデジタル庁銘柄!

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最終更新:2020年9月9日

 

ユナイトアンドグロウとはどんな会社

  • 中小企業にITシステム部に情報システム人材をシェアするビジネスを展開している。
  • 情報システムに関する業務をする人材は、「ITインフラの展開」、「情報セキュリティ展開」、「経理財務システムの使用」、「ホームページの管理」、「クラウドサービスの導入」など幅広い知識が求められる。
  • 特に中小企業では、このような間接部門への人材投資は大企業に比べて厳しい環境にあり、わずかな人材で全ての分野をカバーすることは難しい。さらに、従業員数300人以下の企業の有効求人倍率は2020年3月卒で8.6と人材採用も難しい。
  • このような中小企業向けに、シェアード社員として人材をタイムシェアで提供している。
  • 類似モデルとして、大手向けのITコンサルティングとなるが、ユナイトアンドグロウは50人から1000人程度の従業員数の中小企業向けに仕組みを確立しており、競合は今の所存在しない。
  • 主力は情報システム人材のシェア事業だが、情報セキュリティコンサルティングサービスも提供している。

www.ug-inc.net

東証33業種分類:情報・通信業 時価総額順位397位/488位

時価総額:52億円 マザーズ市場228位/328位

上場:2019年12月

セグメント構成:IT人材シェア事業87%、情報セキュリティコンサルティング事業13%

 

ユナイトアンドグロウの過去の業績推移

売上高の推移

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  • 2015年以降、売上高は右肩上がりで、年平均22%と驚異の成長率。
  • 2020年12月期決算も18.26億と最高売上更新計画。ただ、半期決算で進捗44.9%とやや遅れているが、緊急事態宣言で一時的に稼働率が低下したためで問題なし。
  • コロナの影響で顧客の離脱はあったものの、テレワークなどコロナ対応業務のため新規顧客獲得ペースは増加。結果として顧客の入れ替えが進み、トータルでの影響は軽微。

 

営業利益推移

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  • 直近3年の営業利益は右肩上がりで、2年で2倍以上に成長している。
  • 営業利益率も近2年で12%超え。日本企業の平均営業利益率が4%ということを考えるとかなり優秀。
  • 2020年12月期決算では営業利益2.18億円、営業利益率12%を計画。こちらは半期で進捗47.2%とほぼ計画通り。

 

EPS推移

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  • EPS推移も基本的に右肩上がり。

 

ROE推移

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  • 経営の上手さを表す指標であり、10%を超えると優秀とされるROEは、2019年で17.34%と優秀。問題なし。

 

株価推移

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  • 2019年12月に上場してまだ1年足らず。
  • 上場してすぐは1500円程度をつけていたが、コロナショックで500円程度まで下落。その後、徐々に価格を戻しコロナ前水準に落ち着きつつある。
  • 現在の株価1438円でPER31.4と若干割高。割安とは言えないので投資判断は将来性による。

 

経営計画・今後の展望

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  • 現在までにビジネスの確立は済んでいる。
  • 今後の成長戦略としては、まずは、首都圏近郊に集中して展開すること挙げている。当面は集中的な展開で成長を加速するようだ。もう一つは、人材育成による社員レベルの強化による付加価値向上を挙げている。
  • もちろん、これらは重要だが、今後の成長性に大きく関わるのは単にシェアード社員の人員数。近5年は年平均15人程度ずつ従業員数が増えており、現在は174人(シェアード人材は149人)。将来的には1000人規模を目指すという社長のコメントがあったが、時期は明言していない。
  • 人材不足の中小企業に人材を提供する会社でありながら、ユナイトアンドグロウ自体も中小企業であり、どのように人材を確保していくかが鍵である。
  • 2020年の第一四半期(1月〜3月期)はシェアード社員数2人減。第二四半期(4月〜6月期)は17人増だ。第二四半期のペースで採用が進めば、年で68人増ペースである。
  • このペースでの採用が進めば2年で人員2倍。5年で今の3倍と人材確保は上手くいく算段だ。ただ、もう少し様子を見ておきたい。少なくとも、第三四半期も第二四半期並みの人材確保に成功しているようなら、高成長性を見込んでエントリーしたい。

 

配当・株主優待

  • 配当性向30%を目標としており、今期の配当金は年間10円と想定。配当利回りは0.7%ほど。成長企業のため配当は要らないので、利回りが低いのは気にしない。
  • 株主優待はなし。

 

まとめ・投資判断

  • 直近では年平均22%の売り上げ増加で、成長途上。
  • 中小企業向けIT人材シェアというビジネスは、現状競合が存在しない。
  • 成長の鍵はシェアード人材の拡大だが、直近の四半期では17人増で、現在のシェアード149人の11%を四半期で増加。このペースで採用が拡大するならば、これまで以上の成長が見込める。ただ、このペースが維持できるのか拡大できるのかは、第三四半期の結果を見てから慎重に判断したい。
  • このままの売り上げ増加、人員増加ペースを維持できれば、5年後株価は2倍〜3倍と想定する。ただし、現在のPER31.4では、数年後の株価を先取りしているとも考えられる。成長鈍化が見られると一気に株価は落ちてしまうだろうから、持続的な成長が問われる。
  • 仮に、人員増加ペース維持で成長持続ならばPER31.4はほぼ適正だし、増加ペースが拡大するなら割安と考えることもできる。まずは、第三四半期の結果を見て投資判断をしたい。

 

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